今回はキャンバスを作る過程を紹介します。
画材店で買うキャンバスではなく生の麻布をキャンバスに張り下地から作っていく過程です。
今回作る下地は半油性地(エマルジョン)です。
まず、半油性地(エマルジョン)とは
吸収性と、非吸収性の中間の性質を持つ地塗りで、主に油彩、テンペラのための地塗りになります。
・材料
スタンドオイル 1/3容量
炭酸カルシウム 1容量
チタニウムホワイト 1容量
膠水 1容量
こちらを混ぜ合わせて塗料を作ります。
詳しくは動画を参照ください。
簡易版説明
膨潤させた膠水をボウルに注ぎ、炭酸カルシウム、チタニウムホワイトをゆっくり降り注ぐ。
ゴムベラでダマを潰しながら丁寧に混ぜる(ハンドミキサーを使って混ぜる)
スタンドオイルを初めは一滴づつ、その後細い糸のように垂らしながらハンドミキサーで攪拌していく。
スタンドオイルを全て入れきったら水を適度に加え、エマルジョン塗料の完成です。
次回はエマルジョンを支持体(キャンバス)に塗布する編です。
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